菊屋家は、毛利藩の御用商人として藩を支えてきた豪商です。
屋敷は藩の賓客をもてなす迎賓館のような役割も担いました。
江戸初期の建築で、現存する大型町家としては最古の部類に属し、400年の歴史があります。
菊屋家は、大内氏時代には武士でしたが、毛利輝元公萩城築城の際には有力町人として萩に入り、
町づくりに力を尽くしました。主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国指定重要文化財に指定され、
約2000坪の敷地の約3分の1が現在は通常公開されています。
歴史を感じる建物内には美術品、民具~が展示されており、美しい日本庭園とともに往時の美術品、民具、古書籍など貴重な資料が数多く展示されており、往時の御用商人の暮らしぶりが偲ばれます。